バファローズ入団で日本球界に復帰した中島裕之

野球

プロ野球を見て面白いと感じるところは人それぞれですが、負けている方のチームの攻撃で走者が出て、そこで強打者に打席が回り、一打逆転を期待してファンが盛り上がる時の高揚感がたまらないという人も多いはずです。

特にチームの攻撃の中心と言える四番打者は、チャンスで打席が回ってくることが多いので、そういった場面で結果を残すことができる勝負強さが、本物の四番打者の条件となるでしょう。

アメリカの野球界に挑戦した後に日本プロ野球界に復帰した中島裕之は、四番打者にふさわしい勝負強さを発揮した選手の一人です。中島裕之は1982年の7月31日生まれで、兵庫県伊丹市の出身の内野手です。

小学生時代には投手として全国大会に出場するなど、すでに野球の優れた才能を発揮した彼は、野球では無名の伊丹北高校に進学してからも投打で目立った活躍を見せたことから、2000年のドラフト会議で西武ライオンズから指名を受けて入団しました。

ライオンズで遊撃手へとコンバートされ、何年かは二軍生活が続きましたが、徐々に実力を身に付けた彼は一軍のレギュラーに定着するようになり、2009年からは四番を任されることもありました。

高い得点圏打率を誇ることから分かるように、勝負強い頼れる強打者としてライオンズを盛り立てた彼は、2013年からはアメリカでプレーし、そして2015年に日本球界に戻ってオリックス・バファローズに入団しました。